兵庫県は24日、豊岡市出石町福住の飲食店「唐仙坊(とうせんぼう)」で、提供が禁止されている牛の生レバーなどを食べた4人が発熱などの症状を訴えたと発表した。このうち3人の検便から食中毒菌のカンピロバクターが検出されたことから、県は食中毒と断定し、同店に対して同日から営業禁止を命じた。
県生活衛生課によると、12日に同店を訪れた12人のグループが、牛のレバ刺し(生レバー)や魚介類の刺し身などを食べた。このうち、26~34歳の男女4人が発熱や下痢などの症状を訴え、病院で受診した。現在は快方に向かっているという。
牛の生レバーは2012年に提供が禁止されたが、この店のメニュー表には「牛のレバ刺し」はなく、常連客に無料サービスとして、その後も提供を続けていた、と同課はみている。(高橋孝二)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル